2024年3月23日、堺シティオペラ『ウィンザーの陽気な女房たち』が終演しました。
本当に、いい公演でした。
演じている側も、お客さんも、制作スタッフも、みんなが心から満足できるような公演というのはなかなかできるものではありません。
でも、今回はまさにそういった公演になったと思います。
今回、私は初日組のフェントン役を歌わせて頂きました。
「娘さんをください。
僕は彼女に心の全てを捧げています。
僕にはお金はありません。でも誠実さと愛情に溢れています。」
こんな台詞を歌わせて貰える役、なかなかありません。本当にいい役を歌わせて頂きました。
ニコライの音楽は、聴いていてとても分かりやすくて楽しく、本当にもっと演奏されても良い作品でした。
いつかまた是非歌いたい、そんなオペラになりました。
ドイツ語のオペラに出演するのは初めての経験で、昨年の5月にオーディションを受けに行く時から不安もありました。
幸いオーディションに合格し、9ヶ月間準備を進めてました。
コレペティの西尾麻貴さん、ディクションの片桐仁美先生にサポートして頂き、集中してなんとか本番を迎える歌うことができました。
今回のプロダクションでは、本当に素晴らしい歌手が集まっていて、稽古の間、いつも本当に楽しく幸せな時間をずっと過ごさせて貰いました。
心から、最高のチームだったと思います。
こんなに素晴らしい機会を与えてくださった堺シティオペラの坂口茉里先生と堺シティオペラの皆様に心から感謝します。
そして、髙橋マエストロ、粟國さん、共演者の皆さん、スタッフの皆さんにありがとうございました。