冒頭
今回は、少し、伊坂ワールドに期待している
彼に対する期待
読むたびに下降気味(・Θ・;)
最初に読んだのが
「チルドレン」
今のところ、これが、最高点(=⌒▽⌒=)
軽妙な文章と、ユーモア
嫌いな作家ではないが
当たりはずれが大きすぎる( ̄_ ̄ i)
大学生5名の話
かなり個性的な面々
伊坂作品に共通する
理屈っぽい西嶋の存在がいい
東堂という美人も気にはなるが
いつも冷徹な主人公よりは、いい
ただ、片手を失った東島の
心を癒す麻雀の面白みが、伝わらなかったことが残念
当然、単なる恋愛小説ではない(^^ゞ
ぬるま湯感は
たぶん大学生の生活を舞台としているからだろう
考えて見れば、一番、世間から離れていて
そして、世間を鳥瞰しているのが
大学生時代
それでいて、パーソナル
その頃の、青臭さを思い出すという点で
面白く読み進めている
たぶん、かなり突き放された終わりになるのだろうと考えながら……
■□■□■□■□■□
読み終えた
爽やかな読後感(*^ー^)ノ
腕を失い、日々たくましくなっていくのは
実は、キックボクシングを学んでいたから
それについては、色々なところで複線があり、最後に収束する
なるほど、よく計算されている
それでも
乱暴に、物語を進行させるくだりも多い
超能力者の南の存在
謎の人物「古賀氏」など
あり得ないキャラの連続や
空き巣に襲われる資産家の家が
そんなに軽いセキュリティじゃないだろうとか
諸々
突っ込みどころは、満載
個人的には、自分の大学生時代を思い出した
就職している学外の人と付き合っていた私は
この本の内容が
いっそう、懐かしく
あの学生時代を、一緒に過ごした人と
今、暮らしている幸福は
代え難いことだなと、しみじみと思う![]()
『北村と鳩島の未来に幸あれ』
物語の中の人物の幸せを願うのだから
かなり、ノックアウトされた作品といえるかも(o^-')b
65点
