こんにちは

 

頑張らないで楽しむ!

 

ポンコツ整体師

の村上和男です。

 

前回、

 

偶然出会ったおじさんに

 

深い愛を感じ

そして僕を勇気づけてくれ

前向きにもしてくれました。

 

というお話をしましたね。

 

 

※まだの方はこちらをお読みください

 

世界観『第17話 偶然出会ったおじさん』

 

フェリーは早朝

目的地に着いた。

 

また会う約束をし、おじさんと別れた。

 

僕は早く実家に帰りたい一心で

車を走らした。

 

母は、手術で癌を摘出し

術後経過はよかったみたいだ。

 

でも、3年ぶりに目にした母は

痩せていていた。

 

 

満面の笑顔で

 

蚊のなくような声で

「おかえり。

体調はどう?大丈夫?」

 

僕の体調もよくなったが

耳鳴りだけは残っている。

 

母は体調がすぐれないのに

僕のことを気にかけてくれていた。

 

心配かけて申し訳ない

気持ちでいっぱいでした。

 

 

母は安心したのか

少し横になると眠りについた。

 

夜になり

父が帰ってきた

 

父と少し話をしたが

「で、これからどうするきだ」

 

心配してくれるのは

わからなくもないが

 

やっぱり父と壁がある

 

認められたくて

愛されたかったけど

 

父は変わっていなかった。

 

 

それから僕は

父と話すのをやめた。

やっぱり父には愛を感じれなかった。

 

 

 

母は少しずつだが回復し

元気を取り戻してきた。

 

母は

「このままここに居てくれるかい」

 

僕は色々と悩んだが

家を出ることに決めた。

 

父と上手くやっていく自信がなかった。

 

 

数日後

必要な荷物を車に乗せ

友人を頼って家を出た。

 

 

 

僕は友人宅へ居候し

友人に遠慮することなく過ごしていた。

 

その頃、友人も会社を辞め

バイト生活をしていたからだ

 

僕は、昼に起きて夜になると遊びに

出掛ける毎日だった。

 

何の不安もなく

毎日が楽しかった。

 

お金の心配もなく

半年間くらいは食べていける分は

持っていたからだ。

 

しばらくして友人宅を出て

アパートを借りた。

 

不思議とこれからの未来に不安はなく

毎日が楽しく充実していました。

 

自由を持てることが

とでも居心地がよかった。

 

 

今は、就職はしたくなかった。

また、社会人になると・・・

考えるだけで胸が苦しくなった。

 

心の奥底に何かが引っかかっているような

感覚がありました。

 

 

ここまでお読みいただき

ありがとうございます。

 

~つづく~

次回:世界観『第19話 クズ野郎誕生』