全羅南道を歩いて | K氏の近隣

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私の身近に起きたことを書き綴って生きます!

生まれて初めて私の故郷に行って参りました。

故郷とは、韓国で言うと父親の故郷のことを言います。私の故郷は韓国の全羅南道という地域になります。祖父はそのさらに奥地の島である、莞島と言う場所出身。そして祖母の出身は内羅老島と言う場所です。今回は内羅老島に行ってきました。

島なので、とてもきれいな景色でした。私が海好きと言うのはここからが起源となっているのかもしれません。しかしながら、めちゃくちゃ田舎なので何も無い。バス停に止まってからと言うもの、タクシーも無い。

道路の信号は点滅していない。
海の家的なもの、やっていない。
民宿的なもの、やっていない。
お水、売っていない。

ない、何も無い!!

そんな中、学校はありました。どこに行っても学校だけはあるものなんですね。


どうやって成り立っているのかも謎でした。人の気配もほとんどなく、飲食店もバス停の前にある一軒だけ。


建物も昔の朝鮮の家みたいなものが山の中腹的なところにあり、なんだか少し懐かしい感じすらしました。


自分の田舎を歩くということが初めてだったのですが、なんだかこれが田舎なんだなとあらためて思いました。電車も通っておらず、バスの乗車券なんて中学校のころに破壊した駄菓子屋のようなところで売っていました。バス停には老人達が集まり、何やら談合を開き、中にはお昼寝をする人もいました。みんなでテレビを見ているような感じすらしました。


そこにあったのは、紛れもない自由と、ゆっくりと流れる時間でした。


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この映画に登場するような人たちがたくさんいました。

鶏が放し飼いになっていて、犬が近くにいました。


道ばたでニンニクを干していました。


道が舗装されていて、それだけが異様にきれいでした。


豊かさとは何か?あらためて問いただす良い時間でした。


一本バスを逃すと死にそうになるのでとにかく時間通りに行動しました。




少しの間でしたが、田舎に帰るってこういうことなのかと初めて感じることが出来ました。


厳密に言えばお墓もなければ帰る家もない。田舎と呼べるのかどうかはわからない。


それでもそこに行ってみたかったのです。



父との二人旅だったのですが、父も久しぶりに使う韓国語をフル回転させて街の色々な人と話をしていました。


思えば父と旅行をした記憶などありません。

たった2泊の旅でしたが、生まれて初めて父と二人で出かけたのではないでしょうか。

話すことは普段と変わりませんでしたが、様々な完了をしました。


そして今度は母と祖父を連れて、母方の田舎である済州島に行こうと決めています。


済州島にはお墓があるので、お参りをしに行こうと思ってます。



正直、私は自分を韓国人だと思うことはあまりありませんが、純粋な日本人であるとも思いません。

とても不思議な立ち位置なのですが、それが良いとか悪いとかそういうことではないことが最近よくわかるようになってきました。

コンプレックスをもつ在日韓国人は多いのですが、私は運が良いとさえ思っております。


日本も韓国も同様に与えられた環境で生きて、自分の使命を全うするのみです。


命に使えると書いて、使命。



田舎を知ることで、あらたな力をもらえた感じがします。



しかし、遊びが足りない旅だった。



次はしっかりと遊びに行くことにします!


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