ホリエモンAVで再沸騰 | K氏の近隣

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ホリエモンAVで再沸騰

AERA 9月14日(月) 11時58分配信 / 国内 - 社会
──IT長者と呼ばれ、逮捕もされた堀江氏には、どこか憎めない雰囲気がある。
本能に忠実でどこか少年的。でも、露出するのには諸々の事情もあって──。──

 旬の論客。AV業界で今、そう呼ばれている男がいる。業界関係者は「彼が絶賛したAVは売れる。各AVレーベルも、彼は無視できない存在となっている」などと評価するのだ。
 彼とは堀江貴文氏(36)。ライブドア元社長で、一代で巨大IT企業グループを築き、「時代の寵児」と言われた人物だ。

■わかりやすさが真骨頂

 そんな堀江氏がAV業界で注目されるようになったのは、自身のブログがきっかけだ。1月、21歳の新人AV女優のサンプル動画を見た感想を書いた。DVDは発売直後から売れ、女優はブレーク。それを知った編集者が、AV批評を書かないかと声をかけた。
 その一つ、「週刊プレイボーイ」。担当編集者によれば、堀江氏の批評は、何より読者目線に立っているそうだ。「内容は面白く、文章も洗練されている」
 どんな批評なのか。一例を紹介すれば、あるAV女優について「どこかあか抜けない美少女って感じがソソるんですよね」と書き、また別のAV女優については「もうね、素晴らしいんですよ。顔も体もセックスも」といった具合に描写する。平易でわかりやすい。これが堀江批評の真骨頂だ。
 読者目線。先の編集者はそれを可能にしたのは、堀江氏のAVへの熱い思いがあるからでは、と見る。堀江氏は自らも告白しているとおり、AVマニアだ。初めてAVを見たのは中1の時。ビデオテープだったそれを「擦り切れる」まで見たそうだ。
「AVは今、ネットの動画配信が主流。堀江さんはIT事業を手掛けていたこともあり、AVのことは僕たちより詳しい」

■活字媒体の売れっ子に

 本人に聞いてみた。
──批評を始めたのはなぜ?
「AVって、僕にとってオナニーのための道具。ブログを書く上で、会社から自由の身になったからには、たまにはエロネタだって書いていいだろうと思い始めただけの話です」
──批評する際のポイントは?
「単純に見たまま書いているだけです。ただ、AVの主力はネットで、すごくニッチな市場になっているから、その実情も踏まえしっかり評論できる人はほとんどいないとは思いますね」
──AV業界に関心がある?
「芸能活動をしている『芸能人AV女優』というカテゴリーって、文化人類学的に興味ありますね。AVの世界は価格競争が激しく女の子はすごく安いギャラでやっている。なのに、一度AVに出るとネット世界で永遠にAV女優として晒され続ける。そんなことをしなくても、彼女たちはもっと自分の価値を高められる場があると思うんです」
 堀江氏は最近、活字媒体で盛んに発信している。それも硬派から軟派、「週刊金曜日」から「週刊アサヒ芸能」まで守備範囲は広い。著書の売れ行きも好調。活字メディアは次々と堀江氏に飛びつく。
 ある週刊誌の編集者は「ビジネスからAVまで語ってくれる、ホリエモンというマインド(人格)が面白い」と言う。
 堀江氏は今後、活字メディアとどう付き合っていくのか。
「僕にとってそれはブログの延長線みたいなもの。しかも僕は裁判を控えていて、世間に僕を知ってもらわないと困る。中長期的に考えて、オファーが来たものには必然的に書かなければいけないと思っています」
ライター 野村昌二
(9月21日号)
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