iPhoneの良さを語っている。 | K氏の近隣

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私の身近に起きたことを書き綴って生きます!

ガラケーとは、ガラパゴス携帯のことだ。ガラパゴスとは、取り残されてしまったという意味が一番近いのではないか。
それらを踏まえて、いかにiPhoneが優れているかを語っている。



ガラケーの過剰機能に圧倒された後で、こういった海外の方の反応や話を直接聞いていると、ガラケーのみならず日本企業の良い点や悪い点が色々と見えてきます。

確かに性能ではファーソル氏が『全世界一番先進国』と微妙にビミョ~な日本語で絶賛している通りだとは思うのですが、それを日本人向けにだけチューニングしているというのが勿体無いと言うか、なんというか。

オレは基本的に国産が好きだし国内企業を贔屓するタイプですが、こういう企業体質だけはどうにも好きになれない。



別にグローバル戦略に徹しろという事じゃないんですよ。

世界一を誇れる技術があって、世界一神経質な民族である日本人に最適化出来るだけの繊細な気遣いが出来るなら、海外向けの端末なんて簡単に作れるだろうと言いたいだけで。

大体、過去半世紀に亘ってジャパンブランドが世界を席巻し、日本が奇跡の経済大国になれたのが最大の論拠ですよ。日本人が本気になったら、世界中のどこも太刀打ち出来ない物が作れる。

そういう気概すらも失ってしまったのが、今の日本企業のような気もしますね。



記事を読んで頂ければ分かりますが、今や日本企業のブランドは地に落ちています。made in Japanがブランドとしての価値を失っているんです。

日頃からオレが感じているガラケーへの失望感というのも、根本ではこの問題と繋がっている気がします。



日本人は自分達を過小評価し過ぎです。少なくとも、もっと強く主張すべきです。日本の製品は世界一であると。

主張を始めれば気が付く筈です。主張するにはそれだけの根拠が無ければ自信を持って声を出せないという事を。

だからこそ、まずは主張を。そこから恥をかきながら模索すればイイんです。日本人は恥をかく事を忘れています。臆せず一歩前に出る勇気が、今の日本には足りない気がします。




そんな日本の閉塞感を尻目に、昨年の日本の携帯電話機種別販売台数第1位の記録をたった3日で追い抜いたバケモノ端末の話でもしておきますかね。

これが『世界』ですよ。ガラケーだって、きっちりと作り込んで世界中で売る事が出来れば、このくらい売れる可能性は十分あるんです。

そういう端末作りをしないと、日本の携帯電話産業に未来はありません。
「iPhone 3G S」の
販売数、
3日で100万台超える
(ケータイWatch)

3世代掛けて育てたブランド力が
3日で100万台という数字を生んだ。



それにしても、海外でのiPhone 3G Sの販売状況を見る限り、日本でも発売日当日や週末までには問題なく購入出来そうですな。

っていうか、発売日に端末を100万台用意出来るというその量産体制と踏み込み方に感服です。

普通こんな事絶対に出来ないよ。物理的にではなく精神的に。日本の企業なら確実に『100万台作って売れなかったらどうするんだ!』とか役員会議で言い出すバカが居るね。くだらねぇwww
┐( ´ ∀`)┌



iPhoneだって、初代や3Gの時はそれでも恐る恐る発売していたような気がします。が、3G Sでドカンと100万台揃えられたのも、絶対の自信があったからこそ。

『我が社の端末は世界一である。売れない訳が無い。』という自信がなかったら、こんな売り方出来ません。

そしてその自信というのは、3世代作り続ける間にキッチリと製品もユーザーも育ててきたからこそ生まれてきたもの。



ガラケーは10年近くも世界の携帯電話市場の最先端を突っ走っていると豪語しておきながら、そんな自信すらないのか。

どんだけ小山の大将なのかと。どんだけ内弁慶なのかと。言ってる事とやってる事が全く噛み合ってないジャマイカ。



要は、日本の企業はブランド力を全く育ててこなかった訳です。『そんな事はない!』と声を大にする人も居るでしょうが、ブランドというのは企業が決める事ではなく、消費者が決める事です。

例えるなら人格みたいなものです。人格というのは自分が決めるものじゃありません。周囲の人々がどのように見ているのかで決まります。

日本人には、そういう視点を持った人が非常に少なく感じます。そんな人々が作る会社や社会であるから、ブランド力も当然育たない。



散々キツイ事を書いてますが、事実なんだから仕方が無い。

そういやドコモも再び海外戦略としてインドで提携事業を始めましたが、今度は上手く行くんでしょうかね。

あちこちで話を聞く限りでは、またコケそうな予感がしますけど。企業体質変えてから海外に出なかったら、何度やっても失敗するでしょ。
( ´_ゝ`)







さて、最後は小難しいお話を抜きにして、純粋に技術ヲタの知的興味なお話でも♪
(*´∀`*)ムフーッ
iPhone 3G Sは、
Cortex A8
プロセッサと
PowerVR SGX GPUを
搭載か
(iPhone 3G
Wiki blog)
iPhone 3G Sの
グラフィックス
ベンチマーク
(iPhone 3G
Wiki blog)

GPUは約4倍も速かった!



上側の記事は少々情報が古いですが、既に3G SにPowerVR SGXが搭載されているというのは分解ネタの時点で確認済み。

で、そのGPU性能を3Gと比較したのが下側の記事ですが…約4倍というのは流石に予想してませんでした。またまた嬉しいサプライズです♪

ちなみに上の記事によれば、これはOpenGL ES 1.0のみでのベンチマーク結果なので、3G Sで実装されたOpenGL ES 2.0を使った場合は更なる性能向上が見込めるとの事。

なんか、本気で物凄いゲームが出て来そうな気がするんですけど…。
(;゚Д゚) ゴクリ...



現状でも3Dゲームなどでフレームレートが落ちたり動作が重くてアプリごと落ちるといったものがいくつかあったりします。

こういったアプリが快適に動くようになるだけでも上々なのに、敢えて一足飛びに強力なGPUを搭載してくれた事に拍手です♪
ヽ(*´ ∀`)ノ


引用:http://bari5.net/?eid=1771


決して日本は世界に負けていない、しかしながらもっと考え方を変えないと、せっかくの技術力も宝の持ち腐れになってしまうということです。