COSMONAUT / BUMP OF CHICKEN | A Flood of Music

COSMONAUT / BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKEN久々のニューアルバム
『COSMONAUT』聴きました!

メンバー全員が30代に突入してからの初アルバム
どんな色を見せてくれるのか、さっそくレポ!


01. 三ツ星カルテット

まず何と言ってもリズムが凄い
5/8拍子…だよね?
こんなに難しい曲も演れるようになったのかー

こういう西洋の港町の酒場で流れてそうな音楽って凄い好きなんだけど
未だに何ていうジャンルなのかよくわからないw
そういう民謡っぽさを感じる曲です

詞の内容は…何だろう、バンド自体のことを唄った歌かな?
3つの恒星は夏の大三角形のことかな?ベガ・デネブ・アルタイル
でもカルテットなので歌詞カードの写真は星が4つ

いやー3つの恒星は納得の理由でした♪詳しくは↓のコメント欄に

短い曲だけど、生楽器の人間らしさと複雑なリズムで
これぞ音楽というのが感じられる1曲です


02. R.I.P.

去年の11月に出たシングル曲
ノスタルジーを感じさせるワードがたくさん出てくるので
大人な男性ほどグッっとくる内容だと思う
もう戻れないということもわかっているので…
だからこそRest In Peace(本当は、Requiescat In Paceだけどね)

そこに存在しなかったことで安堵と恐怖を覚えることってあるよね
あの時あそこにいたら…とかさ
歌詞のストーリー上の意味合いとはズレる解釈かもだけど、巧いなと思った

それにしてもAメロが凄い好きだ
歌詞と合わせて思い出を淡々と描写してく感じが良い


03. ウェザーリポート

…というとジョジョを思い出してしまうのですがw
ラジオでも先行公開されていたし、凄くキャッチーなので
このアルバムのリード曲だと思います

バンプお得意のストーリー仕立ての小説のような歌です
R.I.P.は小学生時代って感じだけど、これは中学生っぽい気がする

ストーリーのさり気無い伏線の張り方が巧いよね
最初のマンホールは遊び上のセーフだけど
後半にでてくるマンホールは安心地点として機能してたり
交差点で別れてからの赤信号も
最後のAメロ前(言わば行間)で青信号になったのがわかったりね
歌詞カードの写真も歌詞通りで細かいねぇ

それにしてもやっぱりマンホールは安全地帯ですよねw
今日びの小学生もそうだといいな


04. 分別奮闘記

このアルバムでいちばん好きかも!
バンプがアイリッシュトラッドをやったらこうなるかって感じです

詞の内容もユニークで
ゴミの分別をモチーフに夢を語る面白い内容
そういう意味じゃ 夢の飼い主 に近いと思う

こういう"励ますけど、決めるのはアンタだぜ"
みたいな歌は凄く好きです


05. モーターサイクル

シングルの時にレビューしたので、そちらで


06. 透明飛行船

これも小学生時代の経験から生まれたような歌詞だけど
実は凄く大人向けの内容だと思った
鉄棒の例はあくまでも比喩だよね

少年がどんどん汚れて大人になっていくのが見える…
だけどそこは藤くんの優しさでちゃんと励ます内容になってます
2番のサビとか最後のサビの歌詞は後押しになるよね
宮田公園は千葉県市原市にあるやつかな?

演奏も疾走感があって凄くカッコイイ
ギターもいいけどベースが出してるグルーヴ感がいい
藤君の"んあ゙ぁ!"がいっぱい聴けるのもツボw

最後の怖いコーラスは何て言ってるんだろう?
"鉄棒・???・透明飛行船" 2番目が聴きとれない
歌詞にない(見えない)演出もあるからか
ここで上空を透明飛行船が横切ってく映像が見える


07. 魔法の料理 ~君から君へ~

みんなのうたにもなったシングル曲

この曲聴くとなんか泣いてしまう…
歌詞で泣くならわかるけど
そうじゃなくてサビのメロディが自分の涙腺的に凄くツボみたい
特に1番がやばい…

でも歌詞もいいよね~
お父さんからわが子へって感じがして、優しい曲


08. HAPPY

2週連続リリースシングルは、アルバムだと順番が逆になりましたね

シングルでリリースされた時は
バンプってこんなに明るい曲をシングルにするバンドだったっけ?と思ったけど
今じゃすっかり馴染んでしまったw
バンプの純粋な応援歌もいいもんだよね

改めて歌詞をちゃんと読んでみたけど
印象的なフレーズが多い
軽快な曲調でさらっと流しちゃいがちだけど
じっくり歌詞を噛み締めて聴くとより良いと思う


09. 66号線

ルート66のことかな?

歌詞の解釈は自由だけど
これ藤くんが個人的な誰かに向けて書いた歌な気がするw
それぐらいプライベートなものを歌詞から感じた

メロディーもバンプっぽくないというか、凄く新鮮な気がした
サビの歌い方も何気に新しいよね?若干こぶしがきいたようなさw
聴けば聴く程味が出る曲ですねー


10. セントエルモの火

あ、この言葉知ってる!…が忘れてたのでまた調べましたw
あーそうだ船のマストの先が光る現象のことだ
ワンピースをジャンプで読んでたとき
マルコの能力予想(青い炎ってだけわかった週)の一つに挙がってたんだ

まーそんなことは置いといて
これ凄くキャッチーで人気出そうな曲ですね!
ライブでも映えそうなロックチューンです
イントロがちょっと Title of mine に似てるけどw

歌詞もなんかいいねー熱い友情的な繋がりを感じる、バディみたいな


11. angel fall

タイトルだけ見た時は、異質な…!とか思ってたけどw
フタを開けてみたら何この名曲

なんだろうね、ゴスペル隊が似合いそうというか
これ誰か女性ボーカルとデュエットして欲しかったなー
サビのちょっとメロディーが落ちる部分とか
声の可愛らしい女性とハモったらより気持ち良いと思う
それ+力強い歌声の女性がバックでコーラスやってたらもう満足w

途中からでてくるピアノ…かな?
ピロロロロン…ピロロロロン…って音が好き

詞は賛歌みたい
大勢で唄って手拍子したいね


12. 宇宙飛行士への手紙

シングルの時にレビューしたので、そちらで


13. イノセント

今回あまりひねくれた心情を唄った歌がないなぁー
と思ってたらここで出てきました
やっぱりこういう曲も聴きたいよね

サビのメロディーの乗せ方が面白いね
つんのめるようなビート感がでてる
Cメロの盛り上がりも素晴らしい
その後の不協和音と歪んだギターも、こういう曲には馴染む

歌詞の内容は…歌い手と聴き手のことかな?写真もCDだし
批判と賛同が混じってるような感じがする


14. beautiful glider

このアルバムを締めくくるのは、この曲
このアルバムの中ではいちばんシンプルだと思う

Bメロもサビもあまり幅のない繰り返しメロディーで
演奏もゆったりしていて
でもそのシンプルさ故にグライダー感が出てると思う

グライダー感って何だよって自分でも思うのですがw
なんかこう…滑空してくようなというか、そんな感じ
綺麗だよね



はい、以上です!


初聴きでの感想は
「このアルバム、シングルコレクション?」って感じでしたw
それぐらい凝ってて長くてシングル級の曲ばかり揃ってます
息抜きになるような小品が全然ないw
確かにシングルが多めに入ってるアルバムなんだけどねー

詞の世界観も相変わらず多彩
過去を振り返ってから現在に持ってくやつが多いかなとも思ったけど
そうじゃない曲もいくつかあるよね

これからは個々の曲をもっと聴いていきたいと思います
通しで聴くとボリューミーだからねw



以下ネタバレ注意

15. 隠しトラック(19曲目11:26~)

久々に会った友達が、先輩と先輩のいとこを引き連れて
「バンド組んで、曲作ったから聴いて」って家に押し掛けてくる内容w

もちろんその曲も聴けます
アコギジャカジャカ昭和臭がして
途中で語りも入ってくる(なぜか語尾が悪役の手下っぽい)アホ曲w
だけど途中で強制終了→曲批判→気まずい空気…で終了ですw

面白いけど、壮大な曲系の隠しの方が好きだなー

今回ジャケットのプラスチックが透明で、奥の紙が見えてて
これじゃ隠しの歌詞書くとこないじゃん!って思ったけど
一応例のごとく分解してみたら…やられました、二重底です
でもそこにも歌詞はなかったwラジカセがポツーンと置いてある写真だけ
まぁ聴きとれる内容だし、なくてもいけどさw



ではでは