先程まで、将棋電王戦FINAL第1局

斎藤慎太郎五段対Aperyの対局が行われていました。







結果は115手で先手の斎藤五段が厳しい戦いを制しました。







先手斎藤五段の居飛車、後手Aperyのノーマル四間飛車になったこの対局。

後手のAperyが人間的にはやや損ではないかという指しまわしを見せるも、

検討陣からは難解の声。

人間の先入観によって切り捨てられている変化に、

まだ可能性があることを証明しているようだった。







中盤から終盤にかけては斎藤五段がうまく戦機を掴んでリード。

Aperyが指した△2二飛、△4五角などが形勢を損ねる手となり、

そこからは終盤の切れ味に定評のある斎藤五段が一手勝ちの変化に飛び込み、

Aperyの攻めを受けきって、終局ということになった。







個人的には△4四角と打たずに単に△4七歩成と一直線の斬り合いだったら、

どうなっていたのだろうかというのは感じた。

それで難解なのであれば、今までの見識に新たな光が射すことになる。

電王戦を通じて、将棋の新たな可能性が見え隠れしているのも面白い一面だ。








幸先良くプロ棋士先勝で始まった将棋電王戦FINAL。

第2局は来週3/21(土)に永瀬拓矢六段対Seleneが行われる。

今度はプロ棋士が後手番だけに作戦・方針ともに注目される。

永瀬六段はプロ随一の受け将棋なので、

受けきるのか、その受けを打ち破るのかが見ものだ!







それでは( ´ ▽ ` )ノ