売上を除外し、所得約1億8千万円を隠したとして、東京国税局が全国30カ所以上でペットショップを展開する「Coo&RIKU」(東京都足立区)と大久保浩之社長(31)を法人税法違反(脱税)の罪で東京地検特捜部に告発していたことが12日、分かった。Coo社はすでに修正申告した模様だ。ペットブームを背景に、犬や猫の低価格戦略で拡大路線を進めてきた同社に対し、国税当局のメスが入った。

 関係者によると、Coo社は平成19年12月までの2年間、ペットショップでの売上などを除外。約1億8千万円の所得を隠し、法人税約5400万円を脱税したとされる。

 民間信用調査会社などによると、設立は平成15年8月。犬や猫などのペット販売以外に、繁殖や訓練などの受託業務、ペット用品の輸入・販売、ペット専門の美容院や動物病院の経営などを展開している。仕入れの一括大量購入でコストを抑え他店よりも低価格で販売しているとされる。

 積極的な出店攻勢で19年12月期の売上高は約21億円に上り、3年前の約3倍に増加している。小売店舗での営業のほか、インターネット通販も実施し、主要ペット情報サイトでのホームページへのアクセスは比較的に上位にランクされている。

 Coo社側は産経新聞の取材に「担当者がいないのでわからない」としている。

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