16日に始まる大学入試センター試験。本番直前の15日は、多くの受験生が九州の各試験会場を下見に訪れた。昨夏以降の新型インフルエンザの流行拡大を受け、今年はマスク姿が格段に目立つ。日々の学習と併せて健康にも細心の注意を払ってきた受験生たちが、準備万端で本番に臨む。

 3年生の1クラスが2学期に学級閉鎖になった大分市の大分上野丘高は、全校集会など人が集まる場所でのマスク着用や手洗い、うがいの励行といった感染予防策を生徒に徹底指導。宮脇和仁教頭は「今は3年生に新型の感染者がおらず、ほっとしている。今までの対策の効果が出た」。

 予備校生は新型のワクチン接種の優先対象とされておらず、さらに気を使う。福岡市中央区の駿台福岡校は、昨年6月から登校した生徒の手を職員がアルコールスプレーで消毒し、季節性のワクチン接種の推奨もしてきた。猪飼恭義校舎長は「できる限りの手を打ってきた」と話す。

=2010/01/16付 西日本新聞朝刊=

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