性同一性障害の当事者らで構成する「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」は13日、戸籍を性別変更した夫婦が人工授精でもうけた子を嫡出子として認めることなどを民主党に要望した。

 代表の山本蘭さん(52)は会見で、女性から性別変更した兵庫県の男性(27)夫妻のケースについて、「やっと男になれたのに、男として扱われないことに問題がある。普通の男性や女性と一緒に扱ってほしい」と訴えた。現行制度では、戸籍上性別変更した記録が残されるとして、戸籍の記載方法を変更するよう求めた。

 要望はほかに、障害治療への健康保険適用や実施医療機関の拡充、学校での配慮など。会によると、障害による性別変更を認めた特例法の施行(04年)後、08年末までに1263人が性別変更したが、医療機関の偏在や治療費が高額なため、治療を断念する人も多いという。

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