知らない話を、映像なしで曲だけ聞く、というのはけっこうきついものがあります。

前回の「アポロとヒアキントス」はそうでもなかったのですが。

モーツァルト:ジングシュピール「バスティアンとバスティエンヌ」KV50/46b

イメージ 1

------------------------------

序曲
(1) バスティエンヌのアリア 「いとしい人は私を捨ててしまったの」
(2) バスティエンヌのアリア 「私は今、牧場へ行くの」
(3) コラの登場(オーケストラ)ニ長調
(4) コラのアリア 「やさしい女子が私にきくのは」
(5) バスティエンヌのアリア 「私のバスティアンがいつかふざけて」
(6) バスティエンヌのアリア 「私だって沢山の羊飼いの女のように」
(7) コラとバスティエンヌの二重唱 「私が与えた忠告を」
(8) バスティアンのアリア 「あなたに厚くお礼申し上げるのが」
(9) バスティアンのアリア 「ああ、あなたは僕に嘘をついている」
(10) コラのアリア 「ディッキー、ダッギー」
(11) バスティアンのアリア 「いとしい人のきれいな頬を」
(12) バスティエンヌのアリア 「あの人は昔は私に忠実に身を捧げてくれたわ」
(13) バスティアンのアリア 「行っちまえ!」
(14) レチタティーヴォ 「君の強情は、僕が悲しんでるんでいっそう増したのかい?」
(15) バスティエンヌとバスティアンの二重唱 「行ってしまって、浮気な人!」
(16) 三重唱 「子供達よ!」

リート『満足』KV349/367a
リート『おいで、いとしのツィターよ』KV351/367b

Harrer指揮 Wiener Symphoniker
バスティエンヌ: Dominik Orieschnig
バスティアン: Georg Nigl
コラ: David Busch

リート: Dominik Orieschnig
------------------------------

あらすじ:羊飼いの娘バスティエンヌは、恋人のバスティアンが最近冷たくなったので悩んでいる。彼女は、魔法使いを自称するコラに相談すると、彼はわざとバスティアンを焦らすように勧める。この忠告に従ったバスティエンヌは、一旦は恋人と喧嘩になるが、最後は無事に結ばれる。
          (モーツァルト事典より)

なんとなく違和感があるのは、歌手が全員子供だから、のようです。
ボーイ・ソプラノを聞きなれてないので・・・。

どうやらウィーン少年合唱団のメンバーらしいですね。

もちろん、歌唱力はバッチリ。

このジングシュピールは、少年が歌うものなのでしょうか?
私が調べた限りではよくわからなかったのですが。
CDもほとんど出ていないし。

序曲の冒頭、ベートーベンの交響曲第3番「英雄」を思い起こさせます。
調は違うけれども、同じメロディ。
ベートーベンがこの曲を意識したのかどうかは定かではありませんが。

アリアはどれも、激しい感情を抑えたような曲想。

第10曲、コラのアリア「ディッキー、ダッギー」は、おまじないっぽくて面白かったですね。
子供が即興的に口ずさむようなメロディ。

二重唱、三重唱にしても、技巧的には、モーツァルトの後期のオペラなんかに比べると見劣りがして、他のアリアはどうも印象に残らなかったのでした。

アリアの間にセリフも入っています。
演技としては、アリアよりもセリフに重点が置かれたのかもしれないですね。


バスティエンヌ役の Dominik Orieschnig クンは、CD後半に収録されているリートのほうがぴったり。

これは20年ほど前の録音。

バスティアン役のGeorg Niglクンは、現在も、ウィーンで歌手として活動をしているそうです。