イギリスから初来日、「レッド・プリースト」のスタジオコンサートをテレビで見ました。

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ロックバンドじゃなくて、れっきとしたクラシックの演奏家。

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それも、ビバルディ、パーセル、といった古楽演奏を中心にした活動をしているとか。
グループ名の由来は、ビバルディが「赤い司祭」と呼ばれたことから。

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でも、これは一見、一聴の価値あり。

クラシック界で話題を巻き起こした(らしい)、ビバルディ「四季」の演奏。

中学校の音楽室で聞いた、あのお行儀のいい「イ・ムジチ」の演奏とはまるで違う、アグレッシブな演奏スタイル。
衝撃的な解釈。

春夏秋冬、それぞれの季節、これこそがビバルディが表現しようとしていたのではないかな。

ひとつひとつの音に魂、いえ、そんなぼやけたものではなく、「血湧き肉踊る」といった表現がぴったりくるような激しいものを感じる。
それとは対照的に、静まるところは徹底的に静まって。

出てくる音が、楽器だけでなく、彼らの体全体で表現されているのが印象的。

今までこんな演奏に触れられなかったのが不思議なくらい、彼らが演奏すると、非常に自然。

春の小鳥、犬、妖精、夏の熱気に活気をなくした動物たち、虫や雷鳴、秋の収穫の喜び、冷たい風が吹く中でも、冬の室内の暖かさ。

それらの情景をここまでうまく音に表せる、彼らの演奏に脱帽。
演奏技術も、きちんとしているというのが、とっても好感が持てる。
古楽の演奏家らしく、バイオリンには肩当てがなく、チェロもピンで床に穴をあけることなく、しっかり足ではさんで弾いているし、ビブラートもほとんどかけていない。

ま、たまにはこんなこともするし

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      これを見たうちの息子「すげー」
      これマスターしたら、
      学校でスターになれるよ





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おいおい・・・

だけど、ちゃんと弾いてる。

「四季」なんか表題がついていて、イメージ沸き易くて演奏しやすいから、この曲一発屋で終わってしまうんではないかという不安があったけれども。

演奏技術、ポリシー、それに、他の曲の演奏を聴いてみると。

そうじゃないな、まだまだ、可能性があるな、これからもっともっと楽しめそうって感じ。


こんな演奏を嫌う人もいるかと思いますが。
気になる演奏グループのひとつになりました、これからが楽しみです。