イメージ 1

モーツァルト:劇音楽、バレエのための音楽

------------------------------
CD1
英雄劇『エジプトの王ターモス』のための合唱と幕間音楽 KV345/336a
オペラ『イドメネーオ』ヘのバレエ音楽 KV367

CD2
パントマイム『レ・プティ・リャン』のためのバレエ音楽 KV App.10/

299b
バレエ・インテルメッツォのためのスケッチ KV 299c
パントマイムのための音楽 KV446/416d

演奏は
ベルンハルト・クレー指揮シュターツカペレ・ベルリン(KV345/336a)
デイヴィッド・ジンマン指揮オランダ室内管弦楽団(KV367)
サー・ネヴィル・マリナー指揮アカデミー・オヴ・St.マーチン・アカデミー・イン・ザ・フィールズ(そのほか)
------------------------------


モーツァルトでバレエ?

バレエっていうと、チャイコフスキーやグラズノフなど、どうしてもロシア系の作曲家が思い浮かんでしまう私ですが。

モーツァルト当時は、バレエとしての独立したジャンルがあったわけではなく、オペラにくっついて上演されたようなもの。
現在みられるような華やかな踊りではなく、パントマイムといったほうが適切なのかもしれません。
トゥーシューズもない時代のこと。

この中では、『レ・プティ・リャン』あたりは、成立事情もはっきりしているし、バレエとして、現在も上演されているようです。
今回の1曲としては、『レ・プティ・リャン』にしようかな、とも思ったのですが




きょうの1曲:バレエ・インテルメッツォのためのスケッチ KV 299c
         
   サー・ネヴィル・マリナー指揮
   アカデミー・オヴ・St.マーチン・アカデミー・イン・ザ・フィールズ


パリ滞在中の1778年夏、近代バレエの始祖といわれるノヴェールのために作った『レ・プティ・リャン』が成功。

オペラを書きたかったモーツァルトが何とか見出せた、舞台との接点。

それじゃってんでノヴェールのためにもう1つ作ってみたのがこのKV299c。

・・・

ただし、けっきょく未完に終わってしまいました。
その理由は明らかになっていません。

14曲からなるすべてがスケッチしかなく、どなたかがモーツァルト風に編曲してくれたもの。

奇妙なバイオリンソロのある曲をはじめとして、不思議なものばかり。
特に、終曲のタンバリンつきの曲は、土俗っぽくて、どうもいただけない・・。

素材はモーツァルトであっても、レシピを考えた人がいつもと違うし、調味料がパリ風になっているし、モーツァルトの曲として聞くと、違和感をぬぐえないのでした。


作曲された時期は、モーツァルトのお母さんがなくなった時期に一致します。

それだから、周囲がごたごたしてて完成できなかったんだ、とかいうのは素人考えに過ぎないんでしょうね。