保育の質の問題はなぜ起こるのかについて考えてみようと思う。財政学の観点で見ると、幼稚園や保育園などの施設に対する政府の給付金は使い道が指定されていないので、比較的自由に使うことができるらしい。そのため、幼稚園や保育園などの先生の労働に対する対価が見合っていないことが多い。今まで続いてきたこの状況がこれからも続いていってしまうと、今よりもずっとひどい人手不足になる。人手不足がさらに深刻化してしまうと、先生一人一人の質を向上するための時間がさらに取れなくなってしまう。これによって、保育の質が低下していくことになると思った。つまり、保育の質を上げていくには賃金をあげ、資格を持っている人たちに働いてもらい、人手不足を解消することから始めていくことが重要である。そうしていければ、きっと保育の質は上昇して、受け入れられる児童の数も増えていくのではないだろうか。