はい、お馴染みのあのメロディーです。
訳もなく旅立ちたくなるあのメロディー…
溝口さんの曲だったんですね…。
今回はランチの後の演奏会だったので、約一時間ほどでしたが、お人柄を彷彿させるやさしいチェロの響きに心身ともに潤いました…。
弦楽器、ことにチェロの音色は人の声に近いとされています。
低い男性の声域と同じ音域なんだそうです…。
体ごと包み込まれるような柔らかな音色に本当に癒されます。
映画音楽やポピュラーからの選曲も素敵でした。
いつもの曲がチェロとピアノの音色で奏でられるとふんわり柔らかな味わいに。
クラッシックからはバッハの無伴奏組曲(ピアノの伴奏つきでしたが笑笑)、大好きな曲なので、生演奏で聴くことが出来て感動~✨
しかも溝口さん、トークもお上手なんです~✨
この無伴奏組曲、チェロ弾きだった息子のために、バッハ父さんが作ったんだとか。
そんな話を面白く聞かせてくださいました。
そして。
一番心に残ったのが、スペイン出身のカリスマ的チェリスト、パブロ・カザルス氏のエピソード。
パブロ・カザルス氏は、スペインのカタルーニャ地方出身のチェロ演奏家、指揮者、作曲家。
チェロの近代的奏法を確立した二十世紀最大のチェリストと呼ばれています。
(Wikipediaより。)
前述の無伴奏チェロの楽曲も、彼の手により演奏法が確立され、世に出てきたんだとか。
あの曲が大好きな者として、ほんとに有り難いことです…。
溝口さんがこの日最後に演奏してくださったのが「鳥の歌」。
「私の祖国、カタルーニャの小鳥たちは青空に飛び上がるとpeace,、peaceと鳴きます」
☝はパブロ・カザルス氏の1971年10月24日(国連の日)にニューヨーク国連本部での演奏会での「鳥の歌」に関するスピーチです。
スペインの内戦や迫害を経験している彼だからこそ云える言葉、奏でられる音色に心を打たれます。
カタルーニャ地方の民謡だというこの曲、とても美しくも哀しいメロディー。
祖国と平和を心底愛したパブロ・カザルス氏の気持ちが伝わってくるようです。
それから演奏してくださった溝口さんの相棒であるチェロの話。
ご自分のチェロを彼女、と前置きして…。
「名前はアンジェラ、イタリア、ナポリ生まれの300歳です。」と紹介してくださいました。
300年…。
その間に大きな世界戦争が二度もあり、幾度となく天変地異もあり、さまざまな土地、さまざまな持ち主を経て、現在自分の側にいる。
まさに奇跡。
出会いとは奇跡の連続である、というようなお話でした。
自分に置き換えて考えてみても…。
確かに奇跡の連続だww。
静かに納得。
音楽を、チェロを愛していらっしゃる溝口さんの演奏に出会えたことも嬉しい奇跡✨
そんな素敵な晩秋の1日でした。
心にもたっぷり栄養補給!
たまには必要ですね。
それではまた。
ごきげんよう~~♪

