「ノルウェイの森」の会メンバーよりお借りして拝読いたしました。

齋藤 智裕著
「KAGEROU」
まだ出たばかりの新刊なので。
ネタバレ的な話はなるべくしたくないですけども。
読後の印象は。
とにかくさくさく読めてしまいます。
決して軽い小説ではないのですが…。
テーマはかなり重いし、登場人物も決して世間の表舞台にいるような人達ではありません。
筆者が言うように「映画化」を念頭において書かれていて。
どこかにありそうな街が舞台なので。
映像的に想像しやすい、ということが大きな理由だと思われます。
それだけに、物語の後半、「森(林?)」のシーンの描写が少し物足りなくて惜しかった。
木の匂いとか、地面の苔むした感じとかがもう少し感じられるとよかったと思う。
(筆者がここの場面を物語の「象徴的」な部分と考えていたなら、いや、考えてないかもだけど惜しかった)
この本、「命」の物語、という枕詞がついてますが。
私が帯をつけるならば。
「人生」の真価を問う物語、と書くと思います。
ここで軸になっていあるビジネスは。
星 新一氏のショートショートに出てきそうな職種だけど。
もしかしたら現実にも実はあったりするんじゃないかな、と思ってしまう、みたいな。
最後まで読むとなにげに
考え込んでしまってましたが。
ハルキサンの小説のように何日もあとを引く、というモノでもありませんでした。
良くも悪くもあっさりって感じ。
でも彼の作品、もっと読んでみたい。
どんな風に齋藤ワールドが広がっていくのか。
興味津々。
次回作が早くも楽しみデス。
この本、例の女子会にてノルウェイに続き課題図書となりました。(笑)
ヨロブンも年末年始にいかがですか?
ではまた。
あんにょん♪