爽やかな秋晴れの昨日。
「芸術の秋」を楽しもうと。
「シャガール展
ロシア・アバンギャルドとの出会い ~交錯する夢と前衛~」
に出かけてきました。
場所は上野、東京芸術大学大学美術館。
日本でも近代美術史にその名を残す有名な画家として知られている
マルク・シャガール。
1887年に旧ロシア帝国ヴィテブスク(現ベラルーシ)にユダヤ人として
生まれる。
・・・・って、ワシ、シャガールはてっきりフランス人と思っていました。
この展覧会に行こうと思いついたつい2週間前にユダヤ人だと初めて
知ったの・・・・。恥
この展覧会は一般にはあまり知られていない彼とロシア美術との関わり
をテーマに、彼の人生と作品への理解を深める事を意図しているよう
です。
もっとも強くワシの心に残った2枚の絵。
「彼女を巡って」 Autour d'elle 1945年
1944年に妻ベラを亡くしたシャガールは、悲しみのため9ヶ月間絵筆を取
る事が出来なかったという。1945年、画家は1933年の大作《サーカスの
人々》を2分割して書き直し、その左部分を《彼女を巡って》と名付けた。そこではシャガールは頭が上下反転した姿で表され、ヴィテブスクの幻想的な風景を映し出す球体の傍らに最愛の妻が描かれている。二人の頭上に描かれる鳩、軽業師、若い夫婦といったモティーフは、晩年の絵画に再び登場するものである。
(公式HPより文章をお借りしてきました。)
悲しみにくれる彼の心が苦しいくらいに表れていて切なくなってしまった。
ここでも故郷の風景が描かれています。
「イカルスの墜落」 La chute d'lcare 1974/1977年
この作品を描いたシャガールさん、この時なんと御年87歳!
何度も筆を入れなおして完成させたということです。
年を重ねても、作品に対する情熱が少しも失われていないことに驚きを
隠せません。
どの作品を見ても故郷への憧憬の念が溢れていて、そしてそれは
少しもぶれることなく作品に存在していました。
美術のことはさっぱりわからないワシにもそれはちゃんと伝わってきて・・・。
ちょっと胸が熱くなったりもしました。
最後に特筆すべきは。
彼が晩年手掛けたオペラ「魔笛」の舞台背景、衣装のデザイン画なども
日本初公開されていること!
どれもものすごく魅力的な絵ですけど。
実際にこの絵から衣装を作るのは大変だったのでは・・・・。(笑)
1964年、新しいメトロポリタン歌劇場のこけら落とし上演の「魔笛」。
さぞ素晴らしい舞台だったことでしょう。
どこかに映像が残ってないかな・・・・。
・・・・専門的なことは何にもわからないけれど、本物が持つ輝きと迫力に
圧倒された時間でした。
残念ながら、東京ではこの展覧会は11日まで。
このあと、福岡でも開催されるみたいです。
九州方面の方は是非!
「ルノワール」に続き、一緒に観賞してくれたYちゃん、ありがとう!
「私がロシアで描いた絵画が、ヨーロッパの画家の作品の隣に展示されるのは奇妙なことでしょう。私の作品は、むしろ20世紀初頭のロシア美術のための美術館に展示されるべきものなのです」
~マルク・シャガール






