日曜号
マーケットは非常に強気になっていますが、日経の位置は良い所まで上昇してきており、ここでの注目は欧州の資金配給に注目が集まります。
焦点はその規模。市場では5000億ユーロが一つの目安としていており、それを下回った場合の懸念も投資家は持っておかなければいけません。ある程度織り込んでの株高、ユーロ高。それを受けての円安ですので、それが市場予測を下回った場合は期待値が大きく動いてきているだけに、目先は天井を打ちます。逆を返せば市場コンセンサスを上回った場合は、日経平均は10000円まで上昇する位のサプライズともなりえますので、過度な弱気は禁物ですので、我々の心持はニュートラルで進むのが宜しいかと思っています。
3月は持ち合い解消の売りが出ます。その事から節分天井という言葉があるのですが、今回の戻りは時期が外部要因でずれていますので、昨年の震災前の状況に酷似。昨年を思い起こしてみると、日経自体はそうでもなかったのですが、株価復活の材料が個々にいくつもありましたので個別銘柄は動いていた状況でありました。今回は個別も頑張っていますが、やはり円高期間が長く売り込まれていた銘柄のリバウンドが、円安によって起こっているという状況。持ち合い解消の売りも出やすいのですが、この局面も逆を返せば三月二十日以降は決算の売りは終わりますので、そこまで出来高をこなしていければ、上がらなくとも持ち合い解消の売りの期間が終わりさえすれば、需給も急激に改善してきますので先高感が再度出てきます。
物色対象はと言いますと円安を受けて主力株に買いが集まり、相場を牽引していた復興関連が頭打ちという感じで見えますが、ここで個人投資家も吊られて主力に移行しますと外資の思う壺になるのは歴史が証明しています。ここは考え方をニュートラルに戻したほうが賢明でありますし、日銀の金融緩和が上昇のきっかけとなっている相場なのですが、その視点も冷静に見てみますと、世界的な金融オペが行われているのですから、今の主力輸出株がリバウンドを見せ、もう一段高するにはパワー不足でありますし、日銀も為替の介入で相当な含み損があったのを何とか解消しようとする意味合いでの金融緩和という見方も台頭してくるのは間違いありませんので、再度個別を見ると言った視点も大事になってくるでしょう。
そういった意味では売られ始めた復興関連もウオッチの対象に入れなくてはいけませんし、むしろ(例えば放射能が漏れ続けている現在での除染事業なんて意味はないし、無駄以外の何物でもありませんが)復興関連の収益が決算に具体的に乗ってくるのはこれからですので、再度見ておく必要があります。
更に仕手動向ですが、どうしても理化が中心となって資金は戻ってしまう相場になっています。他の仕手筋動向を見ても今の相場を続けていれば個人投資家は再度、上記に書いたようにあちこちに浮気をし、結局薄利を取っては、どかんとやられてしまいがちな個人ですので、日ばかりメニューの短期勝負を続けていては提灯もつかなくなってしまいます。あるお客様と話をしたのですが、忙しいのでSPトピックスの銘柄を持ち続けていたり、材料期待の皆様に買って持続いただいている銘柄Nのような銘柄を持ちっぱなしにしていたほうが、大きな利益になるのでそういう銘柄を又発掘して欲しいと言われました。
短期売買で回していったほうが、リスクも少ない部分もありますので、この地合いには有効なのですが、私自身も風潮に踊らされてはいないかと、自問自答した週末でありました。上の件に関しては恐らくは3月中旬には大きく上値を追える銘柄の仕込みに入ると思いますので、それまでは地合いも考慮して、もう少し忙しいトレードにお付き合い頂ければと思っております。一日に回転銘柄を3つも出すというのは、付いていける方からは喜びの声を頂いていますが、最大公約数を取るのは非常に難しい。皆が儲かるというのがなければ不満も溜まりますしそのバランスをとろうとはしておりますので、今短期売買が中心になっていますが相場というのは、スパンスパンで有効な投資手法が変わってくるもの。
新鮮なお魚を買っても毎日刺身で食べられはしませんし、又飽きてしまうものですし、舵取りを間違えないように当社も全力を尽くそうと思っております。
