それをたまたま大学生の時に感じたんです。『ここで得た運転(技術)がきっとなにかに使えるぞ』ってね。その時はレースを始める前だったのでぼんやりとした考えでしたけど」

「そのあとレースを生業とすることになり、スーパーGTでは誰も達成したことのない3年連続チャンピオンを取ることができましたし、ほかのカテゴリーでも優勝したり、パイクスピークにも出場できました」

「そういったほかのカテゴリーでの優勝に(ジムカーナで培ったものが)貢献している思うんです。そういう意味ではジムカーナは“運転がうまくなること”にもっとも貢献してくれるカテゴリーで、僕にとっての原点。これが山野哲也がジムカーナを続けている理由です」

「クルマの運転がうまくなる、ということを純粋に追いかけているんです。20歳くらいの時からずっと(ジムカーナを)続けているのは、そこに理由があって。そういう意味では、きっとこれからもやり続けるだろうなと思います」

「運転がうまくなっていった結果がチャンピオンという形になっていますが、この技術は安全運転にもつながるもの。今後は達成感も含めたジムカーナの魅力を伝えていきたいですね」

 100勝という偉業も通過点として捉えている山野。今後、この通算優勝回数がどこまで伸びることになるか、山野の運転技術向上の探究心はとどまることを知らない。