西加奈子さんの白いしるし。
とても面白かった。
恋愛小説だけど、だれ1人幸せにならないかんじ。そして登場人物それぞれに、いろんな人生というのか、小話があるのがまたよいなって思いました。
知らないことが多い方がよいこともある。
そんなかんじでした。
主人公がわたしにすこし似てるなっておもうところがあって、いろいろ読み入ってしまったなぁ。わたしも夢中になると、抜け出せなくなるタイプだし。でも、どうして彼女がすごくすきなのに、主人公のもとでずっと暮らしていたのか、「まじま」というひとは。呼ばれればきたし、電話にも出る。でも最終的にはだいすきだという彼女の元へ帰って行く…。
そんなもんなのかな、ひとって。
と、直感的ないまの感想。
本の後ろのあらすじの
「触れるたび、募る想いに痛みは増して」
の一文がとてもすき。とてもわかる。
この中の登場人物はだれも幸せな恋愛をしていないのも、面白さのひとつだとおもうかな。
とりあえず、わたしはだれかと溶けてしまいたくなった。
うまくいかない恋愛はいやだけど、この話のような恋愛は嫌いじゃない。だけど、これはみんな依存かな、ともおもったり。
まぁ、それもそれで嫌いじゃない。
あと、絵描きのはなしだから、絵を描くひと目線からでも読めるのもとても面白かった。
これはたぶん、もう二回くらい読み返したいかも。そしたらまたきっと、感想が違うのかもしれないな。