父の最期~3~ | 笑顔とありがとうを~大切な人たちへ~

父の最期~3~


父の病院に駆けつけてから数時間

静かに時間は流れていました。



父の右目はもう閉じようとしていて

それはまるでさよならを告げる合図のようで・・・







看護師さんが頻繁に部屋を訪れ

何度も父の血圧、そして脈拍、指からは酸素飽和度を計っていましたが

血圧は上が40、脈拍はものすごく早く

体温は42度以上出ていて

指からの酸素は何度計ってもエラー表示が出ていました。




看護師さんの話によると

体温調節の機能が麻痺していて

42度もの体温が出ているとのこと。

でも私は

父が最後の力を振り絞って

自分はまだ生きている

そしてまだしたいことがたくさんあったんだ

悔しいこと悲しいこと

忘れられない思い

その気持ち全てが

父の体を燃焼させているのだと思っていました。






そう感じていた反面

もうこれ以上頑張らないでほしい・・と。

もう痛みや苦しみから解放してあげたいと。

私はずっと思っていました。





だって父が発病してからの6年間

痛み苦しみの毎日だったから。

再発がわかった時

父が治療を拒んだのも

これ以上苦しみを味わいたくなかったから。


だからこそ最期の時には

眠るように安らかに

そして永遠に、痛み苦しみから解放してもらいたい。

父はきっとそう願っていたと思うから。




たくさんの悲しみ

たくさんの苦しみ

たくさんの思い、気持ち。



父を囲む家族全てが

一つの気持ちになって

父を安らかに送ろうと願っていました。





~4~へ続く








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