父の最期 ~1~ | 笑顔とありがとうを~大切な人たちへ~

父の最期 ~1~

最後の記事からずいぶん更新が滞ってしまいました。
ごめんなさい。


父の元に子供達と駆け付けたあの日から、ずいぶん時間が経ってしまったようで、でもまだそんなに時間は過ぎていないんですよね。


あの日、父の病室に行くと、父はもう意識が無い状態でした。

私が「お父さん!」と呼び掛けても、反応はありませんでしたが、でもきっとわかってくれていたと思っています。

妹も「お父さんね、お姉ちゃんの事待ってたよ」
そう言っていました。


病室に着いたのは、午後4時半過ぎ。
父は片方の目を開けて、苦しそうに息をしていました。

血圧は上が40台。
体温は40度以上。
指先から計った酸素の数値は、もう測定不能でした。


今日お父さんとさよならだ


そう実感しました。
そして父が旅立つ時には、ずっと手を握っておこう。
そう心に決めました。


冷たい父の手をぎゅっと握る。
もう握り返してはくれないけれど、父の気持ちが伝わってきました。


少しだけ父と二人にしてもらい、父に話し掛けました。


「お父さん。本当にありがとう。お母さんとお父さんが私を育ててくれて
たくさんの愛情をもらって、私は本当に幸せだよ。
そして、たくさん心配かけてごめんね。
親不孝な娘でごめんね。

これからしっかり子供達を育てて行くから、お母さんと一緒にずっと見ていてね。 約束だよ。」


私が伝えたかった気持ち、言葉。
父の耳に、心にきちんと届いたでしょうか。




~2~へ続く。