第5話 疲れ | 笑顔とありがとうを~大切な人たちへ~

第5話 疲れ

母が入院してからも


病院へは私か妹が毎日通っていたが


病院までは車で20~30分掛かる場所にあり


運転の出来る妹がほぼ毎日行っていたので


一番大変だったのは妹だった。



妹だけが病院に行くときには


子供達の面倒を私が見ていたが


前にもかいたように


お互いに慣れない生活なので


イライラして喧嘩ばかりしていた。




「お姉ちゃんは何もしてない!私ばかり大変な思いしている!」



そんな言葉を投げつけられて


私はかなり腹が立ったが


実際、一番大変な思いをしてたのは


本当に妹だったのかも知れない。




でもその時、私も辛かった。


家族とは離ればなれの生活。


生まれたばかりの次男とも離れて生活していた。


頼れる夫もそばにはいなかった。



一番辛かったのは


いつまで続くか解らないこの生活だった。





母が入院してからは


検査検査の日々・・・



「今日は○○の検査だったよ」



入院してから2,3日は


いつも妹がそう言って報告してくれた。



入院してから1週間ほど経った頃



「検査結果が出たらしいから、今日先生と話してくるね。


先生との約束の時間が夜の7時くらいだから、子供達寝かせておいてくれる?」


「うん、わかった。気をつけて行ってきてね」



そう言って妹を送り出した。






検査結果が今日わかる。


きっと大したことはないだろう・・・・



その時も、私は


不安をかき消すかのように


そう思い込んでいた。



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