昨夜、BSで 古田敦也のプロ野球ベストゲームという番組で、1988.10.18の近鉄とロッテのダブルヘッダーを取り上げていました。これも有名な江夏の21球と合わせて、近鉄、というのはどうも悲劇と結びつくチームです。この年、私は東京で1人暮らしの大学生、どういうわけか近鉄ファン。この最後の戦い、三日間で四試合、最終日にダブルヘッダー、全部勝てば優勝という中、応援せねばいかん、となりました。残念ながら最終日は部活があり、前日第二戦に川崎球場に行きました。川崎駅から球場への途中には、有名な堀の内、競馬場などあり、なんとなくワイルド。たどり着く球場自体も、競馬場、競輪場的な雰囲気でした。この日は、台湾出身の荘勝雄を打ち込み圧勝。そして翌日の試合は部活の合宿所でラジオ、テレビ観戦でした。涙。それが、翌年のブライアント4連発での優勝、加藤投手の、巨人はロッテより弱い発言、三連勝から四連敗の日本シリーズという新たな悲劇につながりました。加藤投手は、前年のダブルヘッダー第二戦の最終回裏、もう時間切れで勝ちがなくなり、同時に優勝もなくなったイニングに登板、きっちり抑えていました。ロッテの踏ん張りの印象は強かったのでしょうね。昨夜の映像には、名打者新井さん、女優の吹石一恵さんのお父さんの吹石徳一内野手も登場して懐かしく思い出しました。結局、近鉄は日本一が一度もないまま消え、西本監督、仰木監督ら悲劇の監督、悲劇のチームの印象が残り続けています。