「東南アジアの大都市圏 拡大する地域統合」(生田真人、古今書院)

東南アジアの6大都市(バンコク、シンガポール、マニラ、ハノイ、ジャカルタ、クアラルンプール)と東京、大阪の8都市の発展の歴史と今後の展望がテーマです。


日本の主な都市には、江戸時代の幕藩制度の下、藩の城下町として秩序だって発展したところが多い。

東南アジアの大都市は、欧米列国の植民地支配のための管理機能を担うために、形成された都市である。

1国に1都市、人口・機能が集中した都市。人口流入、発展スピードが計画を上回り、混乱した面も。

一方で、植民地としての歴史の影響で、欧米の影響は大きく、英語の通じる度合は高く、

日本の都市より国際化している。

日本の都市は、日本の中同士で競争。

東南アジアの大都市は、はなから他国の大都市を意識して競争している。


なるほど~と思うこと多い、面白い本です。