先日、会社帰り9時過ぎに銀座線に乗り、渋谷に向かっておりました。その日は神宮球場で、ヤクルト-阪神戦があり、ちょうど観戦して帰宅する人が、外苑前でわっと乗車して、社内は大混雑。混み合った社内で、ふとしたことで、中年ヤクルトファンとやや若い阪神ファン夫婦の旦那さんとの間で口論が始まりました。これをいい加減にしなさいよ、となだめた人が阪神ファンらしく、関西弁だったため、ヤクルトファンは今度はこちらに絡んでいました。ともあれ、渋谷着、やれやれと思い、東横線に移動するため階段を降りていると、今度は階段の途中で、若い女性と男性がすれ違い様に接触したようで、口論中。女性も激しく言い返しています。階段の途中での口論は、見ていて怖い感じがしました。つい手が出てしまったらと想像してしまいました。


そんなことがあったものの忘れかけていた今朝。今日は珍しく、9時ごろの混み合った時間に渋谷駅に降りました。3階ホームから1階へ降りる途中の階段を降りきって出口に向かっていると、背後の階段で「お前、待て!」のような男性の叫び声。振り向くと、若い男性が階段を数段駆け上がり、途中で彼を見ていた、やはり若い男性を捕まえ、いきなりすくい投げをしました。階段の途中で、2~3段下にたたきつける感じ・・・・ わずか数秒のこと。投げた男性は、その後走って消えました。投げられた男性は、幸い怪我はなかった様子。さすがに手を離して投げ飛ばさず、つかんだまま下にたたきつけたので、階段を転げ落ちることはなかったので大事には至りませんでした。 これもおそらく、すれ違い様に接触したが、何も言わずに立ち去ろうとするので怒った、ということなのでしょう。 しかし、こんなことが、いきなり起きるとは・・・ たまたま、このすくい投げの一部始終を目撃して、なかなか忘れ難いものがあります。


むかし、マイケル・ダグラスの映画で「Break Down」というのがありました。

夏、仕事をクビになった直後、炎天下の高速で渋滞にはまり、大事な約束に遅れ・・・

という男が銃を手にして暴発、という映画でした。


日本では幸いまだ銃までは行きませんが、すごい形相で怒鳴りあう、いきなり投げつける、ということが、割と良く起きる、というのはなかなか 大変な状況になっています。