「インド特急便!」(ダニエル・ラク著、伊藤真訳、光文社)を読んでいます。
450ページの大作、第二次大戦後のインドの政治経済の歴史、現在のダイナミックな変化の要因など、豊富な内容。インドに関する本としては、トップクラスの充実した内容ではないかと思います。
日本で開催のインド経済セミナーやメディア紙上で、インドは民主主義である点が中国とは大きく違う、というコメントをよく見聞きします。そうなの?ほんと?という感じでしたが、 この本では、インドの人がインドは民主主義の国であると強く主張する理由や、そこに込めるプライドのようなものが、ほんのわずかですが分かるような気がしました。最近は日本でもインド人の方々と、お話する機会は結構あります。
この本を読んで少し、インドを勉強してからだと、もうちょっと深い話ができるかもしれません。