今年最終号には、編集部の方々が今年1年の出来事や流れを振り返る、2009年商事法務ハイライトが掲載されています。
巻末のスクランブルは、”法律家に求められる「経済人」としてのセンス”というタイトルです。
時に過剰な法整備、法によるユーザー・消費者保護が、供給を抑えたり、価格を高くしてしまう。その結果供給者も顧客もいなくなってしまう。 法律家にもルールを適切に設計・運用する経済人としてのバランス感覚が必要、と結んでいます。
「法律家」には政治家も含まれており、亀井大臣による返済猶予法などが例として挙げられています。やはり既存借入の返済猶予より、新たな借入をしたい、という希望のほうが 世の中小企業には多いように思われます。新規貸し出しを抑制してしまうような結果を招いている、この法律は やはりセンスない~と言われても仕方ないようで。