「英国M&A制度研究会報告書」(平成21年6月30日 日本証券経済研究所)が掲載されています。

テイクオーバーパネルがM&Aのルールを決めている、という話は聞いておりましたが、そのパネルについて解説しております。M&Aアドバイザーは、このパネルを尊重し、その定めるルール、裁定は遵守しているようです。その背景、パネルを尊重するモチベーション、インセンティブがどこにあるのか、というあたりも多少わかったような気がします。

金融機関、そこに勤務する人が、パネルの精神に則った倫理的、道義的に、正しい行動をするような仕組み。こうしたものは日本にももっと必要でないかと思います。