日経ビジネス 7月20日号で、JPモルガン証券の方が、欧州でのライツ・イシューについて説明しています。

資金調達のため、既存株主への 新株予約権の無償割り当て。全株主に均等に割り当てるので希薄化なし。

ディスカウントは需要に応じて、40~60%と大きくもなるそうですが、既存株主に均等割り当てなので、特定株主への有利発行ではありません。

日本でも可能ながら、実施例は少ない手法。なぜでしょう。かなりの大株主がいて、それに引き受ける意向がないと、成立しにくいスキームでしょうか。いずれにせよ 調達資金の使途をきちんと説明することは必要。株主は、それを聞いて判断するのみで、不公平感はないかな。引き受けたあとすぐ売る株主もいるでしょうから、それを吸収するためにも、説明が重要でしょう。