今朝の新聞では、ライブドア株主訴訟で、有価証券報告書虚偽記載に起因する投資家の損害賠償請求で、東京地裁は14億円の支払いを命じました。1株200円だそうです。どの価格と価格を見て、損害額を決めたか、新聞記事ではわかりません。いずれ解説があるでしょう。最近、西武鉄道、日興コーディアル、レックス、ライブドア等で、買取請求時の株価、虚偽記載による損害賠償額などをめぐる裁判が多数あり、株価を決める時点、そのときの株価の意味、それに何かあって変動した株価の意味、変動の理由などが 色々議論されています。
現在、商事法務連載中の「信頼理論モデルによる株主主権パラダイムの再検討」(神戸大学企業立法研究会)、既に5回目まで来た連載の途中ですが、この中の第4回(NO1869, 6/25)では、「株価」についての考察、なかなか面白いです。効率的資本市場仮説を裁判所がどう利用しているかというお話。
いずれコラムなどでもご紹介したい、とても面白い内容です。効率的資本市場仮説はファイナンスの勉強では、必ず出てくる基本。毎日株価を見ていると なかなか現実は・・・と感じますが。