先日、スティール・パートナーズの方々の講演を聴きました。業界内のイベントでは結構お話をされているようです。こうした活動も、会社の対話型への方針転換を受けてなのかもしれません。お話の内容は控えますが、1点だけ。以前にブログに「良い!」と書いた「株式投資家が会社に知って欲しいこと」(商事法務)、これをスティールの方も「とても良い本です」と言っておりました。スティールさんは投資先の企業にこの本を送って、読んでください、と伝えたそうです。


今、「金融偽装」(伊藤博敏、講談社)を読んでいます。これもなかなか面白いです。いつも気にしている新興市場や中小型銘柄の企業を舞台にした、おかしなファイナンスの事例を丹念に調査して書いてあります。気になっていた色々な案件の舞台裏がわかってとても面白いです。


パイオニア元監査役のインサイダー事件の報道。業績悪化の上に、一層の信用悪化、モラル低下となりそうで、お勤めの皆さんには同情します。


金融・財務・株式に関わる人のモラル、自己規律、というのは 難しい話です。PC数クリックでも、お金がたくさん動いてしまいますから。