年末年始でスティールの保有株式売却が話題になっています。またアクティビスト系のファンドがかなり保有していた企業の会社更生法申請などもあり、日本ではアクティビスト投資は難しいのかしら・・・と考えたりします。もちろん市場全体の環境が大変厳しいので、他の投資スタイルでもパフォーマンスは宜しくないのですが。
一方で、最近のFinancial Analyst Jounalに "The Retruns to Hedge Fund Activism" というレポートがあり、米国での2000年代のヘッジファンドのアクティビスム活動では、ポジティブαが見られる、とあります。
ただ、これを読むと投資銘柄について、米国事例と日本でのアクティビストの投資先とは少し要件が違うような印象を受けます。読んでいる途中なので、内容はまた改めて。
本日の新聞では、PEファンドによるPIPES投資、という範疇の例になるのだと思いますが、トラステックスホールディングス(元軽貨急便)上場廃止と小さく記載がありました。再生は難しかったか、あるいはあえていったん非上場化を選択したか。
ヘッジファンドによるアクティビズムと、PEファンドによる企業再生は、全く別物でしょうが、いずれにせよ、この極端な株式市場低迷、景気悪化局面では 成果を上げることは大変であろうと思います。 そんな中で、逆に本物による、これこそ!という事例も出てくる ことを期待します。