株価がまたまた下げました。2003年の安値更新、さらに1982年のレベルに・・・
そうした記事を読むと、1982年当時自分は何していたかな、とか考えます。昨日の決算説明会では、参加したアナリストさんが、「それは私が証券会社に入社した年で・・・」。 それを聞いて会社代表「すると、あなたが入社してから今日まで、日本企業は価値を生まなかったということになっちゃいますか・・・」。
カネボウ事件東京高裁判決について
買取価格の決定に関する考え方などには関心を持っていました。しかし、商事法務の巻末記事に拠れば、この判決の重要性は他にもあったようです。
強制公開買付の対象となる種類株式に係る株券等だけでなく、当該会社が発行するすべての株券等との・・・・
中身は十分理解できていませんが、他の側面でも衝撃的な判決であった・・・、のだそうです。M&A絡みの法制はたいへん難しいもののようです。
アーバンコーポレーションに対して金融庁が臨時報告書虚偽記載で課徴金納付命令に係る審判手続き開始決定、というニュース記事もありました。
それと巻頭には「ライブドア株主損害賠償訴訟判決の検討」の長い記事があります。
この裁判も、有価証券報告書および半期報告書の重要な事項についての虚偽記載があったかどうか、または記もれがあったか。それと上記の問題の公表がいつあったのか、が争点だったとのこと。公表が争点になっているのは、この事件では会社からの発表ではなく、検察が捜査の目的を記者に話したことが世間に知られるきっかけになっているからです。これが公表になるかどうかが重要なテーマとなったようです。
アーバンコーポレーションについても、同様に訴訟などが起こる可能性もあるかもしれません。こちらは会社が民事再生と同時にスワップ取引を公表しました。しかし市場関係者には、どうも、あの取引ではお金が入っていなかったらしい・・・という噂は流れていたそうです。こちらも今後まだまだ続きがありそうです。