ヘラルド・トリビューンから。日本での多少話題になったようですが、今週の月曜日にアメリカの市場では大変な事件がありました。かねてより、アメリカの航空会社は原油高騰で非常に苦しい経営環境で、コストカットに努めているものの、破綻のリスクも少なくないと見られています。

そんな中で、月曜日にブルームバーグにユナイテッド航空が同社二度目の破産申請という記事が出て、株価が15ドルから3ドルまで下落。しかし誤報とわかり終値は10.92ドルまで戻したそうです。

元を質すとフロリダの地方紙が、ウェブ版にユナイテッドの1度目の破産申請(2002年)の記事を掲載。それをブルームバーグに投資情報を提供している、金融情報流通業者が見つけて、ブルームバーグに提供しているニュースに、この記事へのリンクを貼ったということ。 しかし元のフロリダの新聞社は記事掲載を否定しているとか。

恐ろしい事件。また、色々な研究の題材になりそうな事件です。


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