商事法務のメルマガで、不動産会社のアーバネットによる( 「棚卸資産の評価に関する会計基準」の早期適用ならびに業績予想修正に関するお知らせ) が紹介されていました。 販売目的の不動産を時価評価するこの基準は20年4月以降に完全適用ですが、これを前倒しで適用して、保有不動産を時価評価(評価減)したため、下方修正ということです。 紹介されるくらいだから、まだ早期適用は少ないのでしょう。

リリース

http://www.urbanet.jp/ir/images/ir_080703.pdf

解説

http://www.shinnihon.or.jp/knowledge/account_co/account/52/story/01.html


この4月以降スタートの期からはすべての企業が適用です。

棚卸資産に、販売用不動産も含まれるということで、現在の不動産の市場環境では、これなら売れるという価格を時価として評価したら、どこも大変な損を出すことになりそうです。

資金繰り優先で損が出ても売るという企業も多いですが、我慢して売らなくても損は計上するということになると、売却を促進することになりそうです。