日生、第一生命が逆ザヤ解消。

08/3期は株式配当が増加で運用利回りは増加、一方予定利率の高い過去の契約が減ったことによる。

企業年金は前期、運用利回りが悪化したという記事が目に付くだけに、生保の運用利回りは増加というのはやや不可思議です。しかし、記事の終わりにちょろっとあります。「株式相場は低迷したが、保有株の取得簿価が低いため影響は軽微だった。」 なるほど。生保の政策投資は長い長い期間の蓄積。ちょっとやそっと下がっても、簿価われ評価損にはならない。そうすると生保の要求は、ROEとか株価アップももちろんですが、配当・配当でしょうか。株は基本的に売れないので自社株買いは歓迎しないのかも。 純粋投資家は株価が高くなれば一旦売って、後で買い戻しということもあるでしょう。しかし生保の政策投資は保険料とかも込みのリターンを計算しての保有だけに、売れない。回収は配当しかない。

こういう投資家が 強いのが日本のひとつの特徴なのでしょう。


ロイターの記事によれば、原油は来年1バレル200ドルの観測も。他にトウモロコシ、銅が値上がり中。

ドルをショートして、商品買い、が今の基本だそうです。物価はどんどん上がる。 給料は・・・

金利、配当、株価、、、投資のリターンを上げないと国民生活水準が保てません。