積立金をどのくらい置くのか、基準があるのか?という質問があり調べました。

しかし、なかなか明確な基準を出している企業を発見できません。配当・自社株買いを余裕を持ってできる水準の繰越利益剰余金を残して、残りは内部留保ですということで一旦積立金としているようです。

昨年、スティールパートナーズがブラザー工業、フクダ電子、電気興業などに株主提案をしました。①別途積立金が過剰なので繰越利益剰余金に戻して、配当・自社株買いにすぐ使えるようにしろ。 ②配当を増やせ。

各社、これには会社として反対表明、結果、総会でも否決されました。 各社、必要な内部留保であると回答していますが、積立金の基準は明らかにしていません。

ただ、配当性向、総還元性向、株主資本配当率などの還元目標を明確にする方向にはあり、そうした目標が妥当であれば、それに必要な繰越利益剰余金の目安も決まり、その結果として、積立金とする金額も決まってくるのかなと思います。

繰越利益剰余金、別途積立金の基準を示している例がありましたら、ぜひ教えてください。