昨日は外資系の投資家のストラテジスト氏とランチをしました。
ちょうど昨日新聞に出ていました、ヤマダ電機のファイナンスについてのコメントもありました。CBを1500億円発行して、自社株買いを700億円実施。CBは転換プレミアムを高めに設定しています。資本構成を変えて、ROE上昇も期待。
米国流資本コストの考え方!と見出しにあります。これについては投資家氏も評価していました。この方に限らず、投資家の声として、日本企業は利益還元・資本構成の見直しなどの面で改善余地ありだ、というのはよく聞きます。
最近の株価低迷の中で自社株買いもさかん。 企業の方のコメントとして、2000円で売った株を半分の1000円で買い戻しているので錬金術みたいにも感じるというものがありました。 確かにそう感じる面はあるでしょう。 こういう企業行動が定着すると、ファイナンスは割高のサイン、自社株買いは割安のサイン、と認識が投資家にも強まるかもしれません。
米国では確かに自社株買いはさかん。一方で、経営者はストックオプション等の株式インセンティブで利益を得るため、短期的な株価上昇のため、借入して自社株を 短期的に過度にやってしますインセンティブがある・・・という警鐘もありますが。