アメリカの株式/投資情報誌バロンズの日本語版を毎週見ています。ここで時々推奨記事が出る日本企業にアルゼがあるぜ。時価総額を考えると随分異例の個別紹介の頻度。先週の号にもありました。ラスベガスのカジノホテル上場会社、ウインリゾートの持分だけで現在の時価総額になり、パチスロ事業が全く評価されえとらず、割安とあります。そのアルゼの社長退任が今日の新聞にありました。しかし他にもカネボウで活躍の余語CEO、セガサミー出身の吉田氏など、有力なスカウト人材がいて経営にあたっています。確かに注目に値する会社と思います。

日経投資・財務面。 夢真は子会社売却中止。9月の出来事の開示が大幅に遅れ11月に。以前にも取引所に改善報告を出していましたが。

ニチイ学館、セントケアはコムスン事業買収で苦戦。

クリムゾン、アスキーソリューションで不適切会計処理の見直し。

T&Gニーズの大幅赤字もおどろき。こちらは本業の不振のようです。


事情は色々でしょうが、経営管理体制の整備が追いつかない中で、大規模なM&Aや急な事業拡大はどうしても色々ひずみが出ます。それでも体制強化にある程度のコストを掛けるだけの収益は出ていたはずの会社で、問題が出ているのは不思議。コントロール可能な規模を超えて、あまりに課題にやりすぎたということなのでしょうが、そうすると元をたどるとオーナー社長の判断力のくもり、油断、慢心、リスクマネジメント力などに行き着くのかと思います。