日本シリーズは中日圧勝。プレーオフ制度については、中日はセリーグ優勝でないのに日本一。これはやや不可思議。大リーグは地区優勝を逃しワイルドカードでも、プレーオフで勝てばリーグ優勝です。それでワールドシリーズに進みます。


完全試合寸前の山井投手の交代には批判も。

ポストシーズンの先発投手を見ると

第一ステージ  川上、中田

第二ステージ  小笠原、川上、中田

日本シリーズ  川上、中田、朝倉、小笠原、山井

シリーズなら当然第5戦は、初戦と同じエース川上!という予想を裏切り、山井に最後の最後で出番を与えた。

これも計算の上でしょうが、個人よりチーム優先、とも言い切れぬ印象もあります。


ヒルマン監督は、来期アメリカンリーグ最下位が定位置のロイヤルズへ。シーズン終了時点で、アリーグ中地区は、日本人選手がいない唯一の地区です。 クリーブランド、デトロイト、ミネソタ、シカゴ、カンザスシティ。

過去には野茂や木田、井口がいましたが、どちらかといえば日本人社会が小さく、日本人プレーヤー不毛の地区。カンザスシティ(カンザス州でなく、ミズーリ州です!)も日本人にはなじみのない都市。ヒルマン監督になって日本人プレーヤーが行くことを期待。


さてやっとGCA

今朝の日経新聞は少なめの記事。のれん代は対等合併のため発生しない、株式交換は株式を保有する経営者・従業員の流出を防ぐ効果あり、とあります。

今回は被合併会社資産を時価評価して引き継ぐパーチェス法でなく、簿価ベースで引き継ぐプーリング法だそうです。対等合併だからというのもありますが、記者会見では、日本のパーチェス法では時価評価して発生するのれん代を定期償却する。ここが納得できないのでプーリングでやり、のれんを発生させない!と言っていました。

日本以外のパーチェス法では、時価評価した結果ののれん代については、毎期評価して毀損したと判定すれば一括減損。毀損がなければ、ずっとそのまま。 強制的定期償却はおかしい!というM&Aプロとしての考えがあるようです。  償却による来期以降の減益要因を嫌った、とも言えます。


株式交換。 サヴィアンの全役員・従業員(25人)とGCAの幹部8人は、交付される新持株会社の株式について、ロックアップ契約を締結します。人が命。すぐやめると無償で返還となっています。新設して新たに発行/交付する株式なので、こうした契約もできるということかもしれません。 株式交換でも、買う側の株式は変わらない状況だと、そちらの幹部にはロックアップができないのかも。

このロックアップ、一番早い解除は来年3月の統合発効で切れます。 今回、新会社株式の45%相当をサヴィアンの役員・従業員に交付します。それで株式市場での流通株が極端に減るため、流動性をつくるため、一部は早急に売り出しせざるをえないということでした。毎年、段階的にロックが明け、丸4年で100%解消。退職・独立可能!となっています。

色々面白いスキームがあり、面白いM&Aの一例として、色々取り上げられるでしょう。絶好の宣伝効果。さすが。