エキサイトは広告料収入減で、4~6月は赤字と発表。同時に子会社を設立し、FX取引参入を表明。

FXの専業会社の高収益を見ての参入でしょうか。


ネットFX専業大手は、多くの顧客とその資産(保証金)を抱えており、さらに顧客基盤を拡大しています。

大手では、ネットでの情報提供やバーチャル取引の参加登録者は数十万人に達しているそうです。それらの人々が毎日真剣に見ている取引サイトは、次第に勢力を増してポータルサイト化していきそうです。

一方で、ポータルサイト側からも金融情報や金融取引提供にサービスを拡大する動きもあります。

大手総合からネットまで証券各社のサイトも「金融」ポータルサイト化へ。

各陣営とも、個人のネット金融取引を囲い込む強力なポータルサイトになることを目指していくものと思います。


エキサイトは 専業のFXプライムの協力を得て運営するとのこと。バックはFXプライムの取引システムインフラを借りて、入口をエキサイト風にしてエキサイト・ユーザーに提供していくものと思います。

しかし、現在、世のFXは取引手数料は無料化の流れ。顧客取引の売買仲介量を増やして、そのカバー取引でのスプレッドで稼ぐのが事業者のモデルです。他人のインフラを借りてカバー取引も委託では、儲けることは難しそうです。ポータルとしての規模でも大手とは圧倒的な差がある中で、自前のFXでは儲からないということになれば、いずれはFXプライムとの経営統合でもして、強力な金融ポータルの道を目指すようなこともありうるのでは。