NISが20株を1株に併合すると5/22に発表しています。その後も株価は低迷。

業績が悪い会社が資金繰りに窮してMSCBを乱発した、あるいは、100分割で株価吊り上げを狙った、そうした結果株数が激増した会社はあります。しかしNISの場合、これらのケースではなく、直近は上限金利引下げ問題の影響で業績が悪化したものの、基本的には業績堅調の中で、政策的に分割を繰り返してきました。

嵜岡会長はIRの場において、1単元を小さくすると、株価が変動する余地がなくなり、株価が安定するという趣旨の発言をされていました。現実は急激な事業環境悪化と新興企業不信の中で、小さい単元は株価の下支えの効果はなく、最高値から1/4の水準になりました。株価は38円、単元は3,800円が現状。 ここでこれまでの分割政策を反転、株式併合となりました。 自論を放棄したか、それとも一旦併合しておけば、将来また分割する余力が出てくると考えたか。



分割情報 1996/03/26 [1:1.3], 1996/09/25 [1:1.2], 2001/03/27 [1:3], 2002/03/26 [1:2],
2003/03/26 [1:2], 2004/03/26 [1:2], 2004/09/27 [1:2], 2005/03/28 [1:1.2],
2005/09/27 [1:2], 2006/03/28 [1:2], 2007/08/31 [1:0.05]