マップ


上記の図はリスクをコントロールしながら、事業ポートフォリオを変えて、いかに成長を続けるか、というものを示す図のようです。

縦軸は多角化によるリスク分散度合を示します。最初はリスク分散のために複数の事業部門を手掛けている状態(左上)。横軸は立ち上げから色々学びながら事業を伸ばしていく学習効果。各事業部門長がリーダシップを取り、事業を伸ばすように努力します。そして各部門それなりに伸びてきた(右上)、というところで当社はこれで勝負!ともっとも有望な事業に絞って経営資源を集中投入(右下)。この動きは社長が決断して進む。

そしてその絞り込んだ事業が大きく伸びて会社業績も大きく成長。しか~し、やがて競合も出ていいところはマネされ、当社の製品/サービスには斬新さもなくなり、次第に当社の競争力は低下(左下)。ここで社長は自分が育てて来た主力事業への愛着/こだわりがあり、「いや、まだまだ、いける。俺が陣頭指揮して復活するのだ」と言って(左下)から(右下)への回帰を狙おうとする。しかし、それが上手くいくケースは非常に少ない。

ここで取るべきは、今後成長が期待できる新たな製品/サービス、事業分野への展開(左上)。この動きを主導するのは、社長でなくてCFOであることが多い。

そういうお話でした。

ふ~む。