本日はコーポレートガバナンス、特にM&Aにおける少数株主の利益を考えるべし、というテーマでした。

これの企画、パネリスト確保、当日の司会をやりました。(プライベートの町内会ソフトボールでやったことと同じですね)。


テーマ:「対話の時代」を迎えた経営者と株主の関係

日時:2007年5月31日(木) 14:00-16:00

会場:千代田区丸の内2-4-1丸ビル7・8階、丸ビルホール&コンファレンススクエア、ルーム4

http://www.hc-marubiru.jp/info/index.html

入場料: 無料(CFAJ会員、CFA受験者)、3,000円(その他)(日本語で行います)

スケジュール:

1)”東京鋼鐵の事例における株主から見たM&A”(スコット・キャロン、いちごアセットマネジメント、代表取締役社長)

2)パネルディスカッション

メンバー:

スコット・キャロン, CFA(いちごアセットマネジメント、代表取締役社長)

佐山展生(GCA株式会社、代表取締役)(一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授)
藤島裕三(大和総研経営戦略研究所主任研究員)

アレクサンダー・フラッチャー, CFA (グッド・インベストメンツ、マネジング・ディレクター)

深井 浩史、CFA (フィナンテック、コンサルタント)

アウトライン

東京鋼鐵の事例における株主から見たM&A

キャロン氏は、東京鋼鐵のケ-スを事例に、委任状勧誘における意思決定の要因、及びその背景について語る。さらに成熟した個人株主の動向、技術革新によってもたらされた情報提供における変容、日本市場における可能性などを述べながら、経営者と株主の関係が「対話の時代」を迎えているという「モノを聞く株主」としての実感を語る。 


パネルディスカッション


M&Aを実行する企業およびM&Aの仲介業務にあたる金融プロフェッショナルは、M&Aを成功させるために、そのプロセスに少数株主の利益をどのように織り込んでいくか。また少数株主の理解を得るために、情報開示などの非常時のIR活動をどのように進めるべきか。こうした観点からディスカッションを行う。


以上セミナーの案内
終わってほっとしたのが正直なところ。折角なので笑いあり、涙あり(ホームドラマじゃないので、涙はなしで、せめて笑いは)と思ったのですが、ガチガチでなんとか進行させるので手一杯でした。メンバーの中ではさすが、佐山さんは気の効いたコメントで笑いも取っていました。
果たしてどれだけ参加者の参考になったものかと思いますが、それは誰かに後で聞いてみないとわかりません。
私は次は誰に振ろうか、時間は・・・とか考えていて、他の人が言ったことをほとんど聞いていられませんでした。
いやいや 疲れました。ソフトボールとセミナーの5月でした。明日から6月、気持ちを切り替えて次の仕事へ。
上場企業の買収やMBOが多数発生する中で、機関投資家を含む少数株主の利益を十分考慮されていないと思われる事例も発生している。こうした状況に直面した場合に機関投資家は、直接の顧客に対する受託者責任を持つ立場として、さらにプロの投資家として個人投資家を含む全ての少数株主を代表するものとして、いかに意思決定と行動(議決権の行使やTOBへの応諾)するべきか。
司会: