本日、大幅な減収減益決算を発表。
コンサルティング部門は増収増益のようですが、投資事業での収益が激減。未公開企業に事業支援をし、対価をストックオプションで貰い、IPO後に売却するモデル。前期は新興市場の大不振の中IPO銘柄もへり、IPOした銘柄の売却益も減ってしまったようです。
今期予想は前々期なみへの急回復を予想。しかしIPO銘柄の売却益を織り込んだ予想は簡単には信用できません。
ちなみに同社は前期、16億円を株式で調達、前々期には57億円調達しています。
BPS129,790円に対して前期のEPSは981円、今期予想は7,562円です。
当期予想通りでもROEは5%台。連合会の要求する最低基準10%を下回るもの。
株価22万円なのでPBRは1.7倍。頭脳集団なので無形資産がコア、PBRはもっと高くなるはずなのに・・・・
同社は自己資金投資を拡大すると言っており、そのために資金を集め自己資本を厚くしています。
しかし投資で儲けていくのは大変。それも自己資金投資のキャピタルゲインだけ。
これで株主から集めた資金に対する、きちんとしたリターンが出していけるのか・・・
資本を集めすぎ、何か投資しないといけないので、色々危ないものに・・・・
頭脳集団なのでちゃんと見極めて無理な投資はしないかもしれません。しかしお金を寝かせてもリターンはなし。
どうも、ここはお金を集めすぎてしまったのではないかと思います。投資事業に投資する(投資のプロでないDI株に投資する)より、直接色んな株や投信を買ったほうがいい。 ここは事業支援のプロではあるが、自らの資本政策においては難しい路に踏み込んでしまったのでは・・・。