昨夜、遅く帰り、BS2でやっていたオードリー・ヘップバーンの「暗くなるまで待って」(1967年)を観てしまいました。大学生の時に、大学の講堂の大スクリーンで観た「ローマの休日」印象深いです。映画って面白い!という感動と、オードリーはとても可愛い!という、こちらも感動?がありました。同じ場所で見た「ベンハー」もなかなかでした。その他、黒澤-三船コンビの映画やキューポラのある街も見ました。そんな記憶があり昨夜はついつい観てしまいました。


今週は中国の温首相が来日し、会社近くのホテル・ニューオータニに滞在していました。そのせいで周辺は右翼街宣車と機動隊で賑やかでした。国賓がニューオータニ?とやや意外。しかしタクシーの運転手さんに聞いたところでは、現在の中国の大使館(麻布)は、元台湾大使館だったそうです。これを中国が買取り、改装・移転をする際に、一時的に大使館をニューオータニに置いた時からの縁で、中国要人はよく使うそうです。  ふーむ。


今週は読売新聞は1面で二度にわたり、コムスン(グッドウィル)はじめ訪問介護3社が行政から改善勧告を受けたことに関する記事を掲載。特にコムスンは悪質であると書かれていました。以前にも、読売はコムスン批判の記事を1面で掲載しました。内容的には1面に載せるほどでもなさそうなもの。読売とグッドウィルの間には、何か特別な確執があるのか。いずれにせよグッドウィルはガバナンスに不安のある企業と思います。西武が野球場のネーミングライツを同社に売却した際に、西武球団のレピュテーション・リスクを心配したのですが、これは現実のものとなりました。一方で、球団自らの大問題で、そんなこと小さい小さいという感も。


ジャスダック上場で、東証二部に上がった企業は皆、Jは上場廃止にしています。重複はコストの問題がありますが、地味な2部で埋もれるより、J主力銘柄としての位置もキープして重複上場という選択もあってはよいはずと思っていました。

しかし廃止の理由の一旦、を聞きました。重複の場合、出来高は両方で競って増える、というのが理想でしょう。しかしJから東証も承認されて重複となった場合、東証の出来高は伸びないそうです。それは証券会社の自動の発注システムにあるとのこと。

重複上場銘柄の注文が入ると、どちらの市場で売買するか?については、主要な証券会社は、以下のようなシステム的なルールがあるそうです。「クイックの情報で先に出てくる市場を選択する。」、でクイックの市場選択ルールは、「両市場のうちで前月の出来高の多いほうを先に表示する。」 そうすると新規に承認された東証での初月において、前月の出来高は、Jに比べて絶対低い(ゼロですから)。それで初月は証券会社端末ではJが先に出て、注文はJだけに流れる。そうすると翌月以降もそれが定着、ということだそうです。

東証にも上場した企業は、東証の出来高を増やしたい。特に1部を目指す場合は基準がありますので。しかし一向に東証出来高が増えない。その理由がこれだということになると、Jは上場廃止、という判断になるそうです。

Jは最初は自分の出来高が東証に流れず、都合がいいものの、いずれ企業が逃げてしまう。これならクイックにお願いして、東証を先にしてもらったほうがいいですね。