ある投資信託の例で、組入れ銘柄を世界の地域別で見ると、配当を払う企業数の比率で大きな差がある。

欧州 払う企業91%

アジア 同 98%

米国 40%


自社株買いは配当と同じように株主にとって好ましいと考えられているが、そうではない理由がある。

・配当は継続的で予想できる。自社株買いはできない。

・配当は長期保有している株主に行く。自社株買いのキャッシュはその一時点の保有者にいく。

・自社株買いは大きなストックオプションプログラムとセットであるケースが多い。

・自社株買いは、株価がフェアバリューより下の時に行われる場合にのみ価値あること。


(続く)