More dividends, Please. Ralph Wanger.
配当についての読み物でとても面白かったので、内容を何回かで紹介します。
日本の企業の配当性向が低いと言われますが、米国でも配当しない企業は結構多い。
配当の効用を三つ。
1.予想可能で、ローリスク、処分可能、継続的な収入を投資家にもたらす
2.アナリストに企業価値評価の材料を提供する
3.増配、復配、減配、無配などによる企業業績と将来への経営者の見方を示すシグナル効果
業績はぶれるが、配当はぶれにくい。投資家、特に配当課税免除の投資家は配当のある銘柄を常に好む。
株価も配当をベースにして評価する側面が強い。
しかし米国では、1993年を境として、その後では、配当性向(50%→30~40%)、配当利回り(1.8%→3.0%~)は低下した。
投資家が好む以上、アナリストは企業にもっと配当せよ、と伝えていくべきだ。
続く